ブランドデザインカンパニー「IGI」- IGI Brand Design Partner
IGI Brand Design Partner

クライアントの本質と向き合い、変化を生み出す力を積み重ねる
Branding Producer 加藤すみれさんインタビュー

2024年に、たきコーポレーションに入社し、IGIのブランディングプロデューサーとして歩み始めた加藤すみれさん。プロジェクトマネジメントを学んだ学生時代から、「人を巻き込んでチームを動かすこと」にやりがいを感じてきたと言います。現在は経験豊富なメンバーとともに、案件の進行や提案を通じて経験を積む日々。一人で動くのも、誰かと動くのも好き——そんな加藤さんに、IGIのチームの魅力と、これから挑戦したいことを聞きました。

Speaker

加藤 すみれSumire Kato
Branding Producer
2020年、千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科に入学。プロジェクトの計画、実行、管理を効果的に行うためのプロジェクトマネジメントについての知識や手法を学ぶ。
2024年に卒業後、たきコーポレーションに入社。IGIのブランディングプロデューサーとして、大小様々な企業のブランディング案件に取り組んでいる。

先輩に並走しながら、少しずつ前へ

大学ではプロジェクトマネジメントを学ばれていたそうですが、その分野に進みたいという思いは当初からあったんですか?

加藤:はい。もともと「みんなを巻き込んでプロジェクトを成功させる」みたいなことが好きだったんです。学生時代も、気づくとリーダー的な立場を任されることが多くて。最初は好きでやっていたわけではなかったんですけど、やってみたら意外と楽しいなって(笑)。だから将来も、そういうことができる仕事がしたいなと、なんとなく思っていました。

大学では、具体的にどんなことを学んでいたんですか?

加藤:プロジェクトを計画・実行・管理するための手法や考え方を学び、その考え方をもとに、システム開発やウェブサイト制作などにも取り組んでいました。就職活動の時期には、周囲はIT系に進む人が多かったのですが、私はもともと広告やクリエイティブ業界にも興味があって。いろいろ調べていく中で、広告業界にも「プロジェクトマネージャー」という職種があることを知り、「面白そうだな」と感じて、たきコーポレーションに入社しました。

現在はどんな業務を担当していますか?

加藤:今は、経験豊富なプロデューサーのプロジェクトに一緒に入って、学びながら動いています。スケジュール管理や、社内外の人とのやりとり、見積もりの作成などを担当することが多いです。少しずつですが、任せてもらえることも増えてきて、とてもありがたく感じています。

現場にも慣れてきた頃かと思いますが、印象に残っていることは?

加藤:提案の場面ですね。皆さん、本当にクライアントのことを真剣に考えていて、常に求められている以上の提案をされているのが印象的でした。ただ要望に応えるだけでなく、「こういう方向性も考えられるのでは?」と視野を広げるような提案をされていて、その姿勢からクライアントへの深い理解と強い熱意が伝わってきました。実際に、「そこまで考えてくれていたんですね」とお客さまに喜んでいただける場面も多くあり、関わる中でその価値を実感しています。表面的な部分だけでなく、ブランドの本質に丁寧に向き合い、本当に必要な部分にしっかりと変化を加えていく。その考え方に、大きなやりがいや面白さを感じています。

その姿勢を間近で見られるのは、刺激になりますね。今はどんなプロジェクトに携わっていますか?

加藤:製薬会社やIT企業のインナー向けの案件が多いですね。ワークショップや社員の方向けの施策が中心です。プランナーが主導で設計や進行を担当していて、私はその現場に同行しながら学ばせてもらっているのですが、本当に驚くことも多くて。ワークショップを通して、参加者の表情や発言が変わったり、前向きな発言が増えていくのを見て、組織や人の意識はこうして変わっていくんだなと実感しています。

設計の内容もすごく面白いですし、ファシリテーターの人柄も大きな要素だと感じています。自然体で、「この人なら安心できそう」と思わせる雰囲気をつくるのがとても上手で、カッコつけていないし、構えすぎてもいない。だから参加者も、安心して話せるんだと思います。

一人で動ける気楽さと、みんなで動く面白さと

ところで、IGIのメンバーの方から、加藤さんは旅行好きだと伺いました。

加藤:はい。特に一人旅が好きですね。ちなみに、一人ご飯も一人カラオケも好きです。一人旅って誰にも気を遣わず、自分のペースで動けるのがいいんですよね。お金の使い方も自由だし、食べたいものも全部自分で決められるのが気楽で。でも、雪道を歩いていて足元がびちゃびちゃになったときとか、「友だちと一緒だったら笑い合えたのにな」って思うことはありますけど(笑)。

たしかに、その状況はちょっと寂しいですね(笑)。一人行動が好きなことは、今の仕事に活きていると思いますか?

加藤:うーん……今の仕事はチームプレーなので、「それが活きているか」と言われると、ちょっと微妙かもしれません。でも、一人で動くことに慣れているぶん、自分で考えてパッと動けるところは、自分の強みかなと感じています。それは仕事の中でも、活かせているんじゃないかなって。その“前に出て引っ張る感じ”は、まだIGIでは出し切れていないので、これからはもっと前に出る場面を増やしていきたいですね。

“自然と優しさがにじみ出る” チームで、自分の強みを磨く

IGIに配属されて1年。改めて、どんなチームだと感じていますか?

加藤:優しくて、温かいチームだなと感じます。でも、それだけじゃなくて、みんな個性がすごく強いんですよね。見た目も考え方もテンションもバラバラなのに、根っこにある優しさや温かさは、みんな共通して持っている気がします。優しさにもいろいろあって、表に出やすく伝わりやすい人もいれば、一見わかりにくいけれど、ちゃんと伝わってくる優しさを持っている人もいます。どちらのかたちもすごく温かくて、信頼できる方たちだなと感じています。

Slackでのやりとりでも、ただ言いたいことを伝えるだけではなく、言葉の選び方にも相手への配慮があって、自然とやさしさがにじみ出ているんです。そういう配慮って、すごく素敵だなって思います。

温かさが、自然と伝わってくるんですね。そんなIGIが、これからどうなっていったらいいと思いますか?

加藤:IGIのサービス——特にインナーブランディングって、効果が目に見えにくいんですよね。「浸透」とか「感情」って、すぐに数字に表れるものではないので。でも私は、それをもっと可視化できたらいいのになって思っていて。単純に、わかりやすいものが好きっていうのもあるんですけど(笑)。「こう良くなった」ってはっきり言える事例がもっと増えて、「それ、IGIがやってるんだ」って広まっていったらいいなって思います。「このチームにお願いしたい」と思ってもらえるような存在として、もっと価値を高めていきたいですね。

より成果が見えるようになると、伝わり方も変わりそうですね。

加藤:そのためにも、もっと実績を積んでいく必要があると感じています。IGIでは、一つのクライアントの中でプロジェクトが別の部署へと広がっていくことがよくありますが、それに加えて、今も新しいクライアントとの関係づくりにも取り組んでいます。これから先、そうした広がりをさらに大きくしていけたら、自分たちの可能性ももっと広がっていくと感じています。自分から動くのが好きなので、そういった部分を活かして、新しいお客さまにも関わっていけたらうれしいですね。

入社当初はわからないことばかりで、先輩に頼る毎日でしたが、最近では「こうした方がいいと思うのですが、どうでしょうか?」と、自分なりに考えて提案・行動できる場面が少しずつ増えてきました。今はまだサポートが中心ですが、将来的にはディレクションも任せてもらえるようになり、自分の考えを軸にプロジェクトを動かせる動かせる存在になりたいと思っています。一歩ずつ成長を積み重ねながら、ゆくゆくはチームをリードできる人材になれるよう、これからも挑戦を続けていきたいです。

取材・執筆:船寄 洋之

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