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企業名:株式会社JR 東日本クロスステーション リテールカンパニー
業種:エキナカのコンビニ・専門店事業
課題:新たな東京みやげ菓子開発に伴うブランディング
企業名:株式会社JR 東日本クロスステーション リテールカンパニー
業種:エキナカのコンビニ・専門店事業
課題:新たな東京みやげ菓子開発に伴うブランディング
JR 東日本クロスステーション リテールカンパニー様が新たな東京みやげ菓子を開発することになったのは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を見据えていたころ。日本の玄関口として日々多くの人々が行き交う東京駅で、多様化が加速する「お土産」ニーズをつかみ、創業120年を超える「中村屋」をパートナーとしてむかえて、定番と遊びゴコロを掛け合わせた、まったく新しいお菓子開発が始まりました。
新商品のネーミングとパッケージ開発を行うにあたり、まず最初に取り組んだことは、商品のパーパスを導き出すことです。JR 東日本様と中村屋様の2社とともにワークショップを行い、MDコンセプト「TOKYO Taste Magic!」のもと、新しいみやげ菓子のVALUE/NEEDSやペルソナ像などを深堀り。方向性や認識を合わせながら、目指すイメージを構築していきました。
ワークショップを経て策定した商品のパーパスは「お菓子で、人と人が会う口実をつくる」。そこからネーミングとパッケージ開発、その他クリエイティブ制作、店頭装飾へ展開していきました。
ネーミングは「チーズゴーランド(Cheese-Go-Round)」。キャッチコピーは「ひとくち食べた瞬間にまわりだす。めくるめくチーズの世界をめしあがれ。」濃厚なチーズの味と、意表をつく「サクッ」とした食感で、これまでに出会ったことがないようなお菓子を体現しています。
パッケージには心地よいめまいのような感覚を視覚化し、一度見たら忘れられないような世界観をデザインしました。また、お菓子を食べるまでの導線にも物語のような仕掛けをすることで、お土産のあるシーンを演出する工夫をしています。
パッケージデザインは、グラフィック社が発行する書籍『スイーツ・パッケージ・デザイン コレクション』(2022.6発行)にも掲載されています。